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低価格超望遠デジカメを試す。 S1IS FZ2 高画素なんかいらないかも

このブログを始めたのは、中古特価品を紹介し、その素晴らしさを
もっと知ってもらいたいってきっかけでした。
元々、私は現行新品定価購入ってのが好みではなく、オーディオも
カメラも音楽製作機械もバイクも大抵中古かアウトレット品ばかりです。
安物買いのなんたらって言葉もありますし、そういう買い物もしてきました。
最近はネットが普及し掲示板の充実のお陰でそういう買い物はしなくなりました。

さて私の中では買うものに対して購入上限額がそれぞれ存在してます。
携帯の機種変は1万まで、コンパクトデジカメなら2万円までとか。

常に新品を買い換えて行く金持ちが存在する裏には
私のような中古命な人間も存在するのです。

え、たったの2万円で何ができるのよって思う方もいるかもしれません。
しかし最近の2万円以下の中古品は中々侮れません。
今回紹介するのは、中古の流通量が比較的多く入手性が容易な2機種です。
低価格超望遠デジカメを試す。 S1IS FZ2 高画素なんかいらないかも_e0060504_9214852.jpg

左パナソニック ルミックスFZ2 右キヤノン パワーショットS1IS
この2機種3年前は5万円クラスの手ぶれ補正搭載、超望遠カメラとして
人気を2分したカメラです。

FZ2のほうは2年前2万円以下で某中野のぺこちゃんで特価処分品を購入。
現在中古市場だと15000円以下購入できます。
S1ISのほうはここ数ヶ月で中古相場が下落しての購入です。
現在18000円以下で購入可能です。(祖父地図で購入)

FZ2は200万画素、S1ISは300万画素と1000万画素時代に
一見スペックが劣るように思えるかもしれません。
中古での安さも実はこの画素数にあります。
世の中の主流は500か600万画素くらいでしょう。

しかしあえて言いたい。あなたは500,600万画素もの大きいデータ
必要ですか?

いや普段800,600万画素の一眼使ってる私が言うと説得力ないんですがw

しかし用途は人それぞれで、人によってはオーバースペックの高額
カメラを買ってる人もいるのではないかなあ?
現行機種に200 300万画素機がないってのも原因だし。
高画素機でMモードにすればいいいじゃんって言う人もいるかもしれません。

まあそれでもいんでしょうが。

低価格超望遠デジカメを試す。 S1IS FZ2 高画素なんかいらないかも_e0060504_12275539.jpg

S1IS 38mm(レンズの画角) F2.8(レンズの明るさ) 1/10のシャッター速度 手持ち撮影 ISO100(感度)このような夕ぐれ時などは手ぶれ補正が威力を発揮します。

コンパクトデジカメのCCDのサイズってカタログとか見ると1/1.8とか1/2.5
とか記載されてます。コンパクトデジカメのCCDで最大サイズは2/3インチ
なんですが現行機種では既に廃盤となっております。それはCCDの面積が
大きいとコストが掛かるからです。昔の500万画素機例えば名機ニコン
E-5000とかは2/3インチCCDでした。発売当時15万円もした高額機です。
当時はデジタル一眼なんて夢のまた夢100万円くらいした時代です。

CCDが同じサイズで高画素化していく弊害は、1画素あたりの面積が小さく
なるという点にあります。これは何を意味するか?
1画素の面積が狭いと画像を受け止める能力低下し余力がなくなるのです。
例えば、高感度撮影時にノイズが多くなるなどの弊害あります。

実際は画像処理エンジンの進化で後処理でこのノイズを取り除くなどの
レタッチ処理がされてるため気づかないのですが。
その辺の技術革新は3年の差があれば飛躍的進化をしてますので
実はあまり差がないので、私が言ってることもある意味大げさなのかも
しれません。

しかし1画素あたりの面積が狭いというのは事実です。

カシオが1000万画素機を出しても高感度対応しないのは
多分できないからでしょう。あのサイズのCCDに1000万画素
なため、高感度でノイズが少ないってのは、無理な話です。
無い物ねだりなんです。


とここまでは自分なりに調べて至った考えなため、もし間違いなど
あればご指摘下さい。

じゃ何で高画素なコンパクト機が氾濫するのか?

それは数字が大きい程いいって妄信や、毎年新製品を出さないと
買ってくれないし、企業が成り立たない、企業側の論理です。

最近だとDVDカメラとか、あれはDVカメラより画質が悪いのに
DVだと市場が飽和してるので出しただけなんですよね。
HDVは綺麗だけど。

また、プラズマ 液晶TVなんてブラウン管TV
より発色が劣るのに、あんな高額品を有難がって買ってるのは
日本人だけです。何で高いか?そりゃ研究開発費を回収するためです。
製造コストは既にかなり安くなってます。韓国勢の安さ見れば
そりゃ解りますよ。

海外はプロジェクションTVが主流で国内メーカー
も海外ではプロジェクションTVに力入れてます。
低価格超望遠デジカメを試す。 S1IS FZ2 高画素なんかいらないかも_e0060504_12301029.jpg

S1IS  38mm F2.8 シャッター1/15秒 ISO100 手持ち撮影 
流石に一発では決まりにくい時間帯ですが数枚に1枚は
手ぶれ補正の威力もあり、当たりの写真が撮れます。

話戻すと、高画素信仰なんて既に解ってる人には迷信なんですね。

携帯のカメラが500万画素とか言ってもコンパクトデジカメの500万画素に
及ばないのはCCD面積が携帯用は小さいからです。

だから携帯のカメラなんてイランとういうのが自論です。

あなたはA4以上でプリントしますか?
え、いつもL版かLL版止まり?

実はLL版くらいまでなら200万画素でも十分な解像をしてくれる
って知ってますか?

A4なら300か400万画素でも十分な解像しますよ。

え?印刷なんかしないブログの写真撮影だけ?
だったら100万画素でも十分ですよ。

だってエキサイトブログって500Kまでの制限あるでしょ?

そう用途によってはオーバースペックというのはこのことなんですね。

さてではこの2機種の実力をご披露しましょうか。
何故私がこの2機種を選んだか?

理由は手ぶれ補正搭載、超望遠(FZが35から420mm S1が38-380mm)
でしかもF2.8とかF3.1とかの明るいレンズ、動画撮影可能
軽量コンパクト(一眼に比べればだけど)
そして、一眼と同じようにマニュアル撮影が可能 マニュアルAF可能
連射モードが実用範囲ないのレベル。動体予測AF搭載
シャッター優先、絞り優先(これは絶対欲しい機能)を選択可能。

S1は補足として、フォーカスフレームを選択可能な上、EOS KISSにも
搭載してないスポット感光が可能で、スポット感光も中央だけなく
任意のAFフレームに追従してくれる。(これは中級機の一眼じゃないと
搭載してない。凄い!) 乾電池対応、バリアングル液晶ため
自分撮り、自分より低い視線高い視線などの撮影の幅が広い。

と、画素が低い以外は、一眼レフカメラに搭載されてる機能の大半が
搭載されているため、本気で写真を学びたい人の入門用に
お勧めなんですね。特に絞り優先(Avとか)は絶対必要で
写真学びたいって場合、絞り優先にして最初は(今でもそうだけど)
練習するんです。
しかしこの絞り優先が省略されたカメラが多すぎる。
Pモードは便利だけど、結局写真は、作画意図ありきだし
作画意図を満たす写真が欲しい場合、Pモードでは
得られない場合が多いのです。

シャッターを速くして噴水の水しぶきが止まったような作画意図を
持った場合、絞り優先で開放つまりF2.8とか(明るく)にすれば
シャッター速度が速くなるので(レンズが明るいと、シャッターは
速く切ろうとカメラは動作する。)意図通りになるんですが
Pモードではシャッター遅め、絞りはF4になるかもしれない
(それはカメラが勝手に判断する。)
その辺がコントロールできる技量がつくと世界が広がるんですが
Pモードではいつまでも世界が広がらない。

また超望遠というのは、遠くの撮影したい物体に
近づけない場合に有効で、トリノガシが減るのです。
3倍ズームの500万画素機より10,12倍ズームの
300万画素機のほうが撮影チャンスを多く得られるます。
例えば、鳥とか、飛行機とか動物とか。
低価格超望遠デジカメを試す。 S1IS FZ2 高画素なんかいらないかも_e0060504_12422590.jpg

FZ2 F2.8 ISO50 シャッター1/400 420mmにて撮影
このようにお立ち台のような高い所にいる被写体を撮る時に超望遠は
有効だったりします。しかし今だったら、縦撮りしてたなあ。FZ2買った
当時は、まだ師匠とも出会ってなくて、写真の知識も全然なかったから。

この2台はあらゆる用途に1台で対応できしかも安い
ってのがポイントなんですね。

ただしこの2機種欠点もあります。
S1ISはホワイトバランスがオートだと誤作動する
ことがあります。晴天なのに全体が蒼っぽくなるとか
対策は、撮影場所の状況を把握して晴天なら
晴天モード室内なら蛍光灯モードとか切り換えて
いくのとばっちりです。
FZ2のほうは、青い空が白っぽくなります。
これは調光が、初期設定だと若干明るめに
設定してるせいと思えます。つまり白とびしやすい
ので対処としては、露出補正で少し下げてあげると
いいです。

また両機種ともに広角が38,35mmため
広々とした壮大な風景写真とかは苦手です。
その場合、FZは付属のフードアダプターを使い
S1ISは別売りのフードアダプターを使い
レイノックスの7000円くらいのワイドコンバージョン
レンズを導入すると解消します。

そしてレンズが明るいものを使ってるのもポイントです。
銀塩(35mmフィルムカメラ)に置き換えた換算値が
35,38~380,420mmのズーム領域のこの2機種
のF値(レンズの明るさ)2.8とか3.1って数字は
一眼用レンズでは存在しませんし、存在しても
50万円以上します。
これはCCDが一眼用の物に比べ小さいために
レンズの面積も小さくできるコンパクト機だからこそ
できる芸当です。
ちなみに銀塩用300mmF2.8の純正はだいたい
30万円(ただし、廉価なデジタル一眼だと1.6から
1.5倍の焦点距離なんで300でも実際は450mm
くらいになります。廉価機は35mmフィルムより
CCDが少し小さい面積なためにこのような計算に
なります。)

いかにコンパクトズーム機の光学性能が高くコストパフォーマンスが
高いがご理解いただけたでしょうか?

じゃあレンズが明るいと何がいいのか?
シャッター速度が速く切れる。これに尽きます。
シャッター速度が速いと、手ぶれづらくなったり、噴水の水が
止まったように撮れたりできるのです。

また夕方とか暗い時間こそ明るいレンズの出番で
ストロボがなくても綺麗な写真が手持ちで撮れたりします。
またストロボ禁止の水族館の撮影なんかにも有効です。
低価格超望遠デジカメを試す。 S1IS FZ2 高画素なんかいらないかも_e0060504_12505919.jpg

一昨年のミレナリア、FZ2 ISO100 35mmF2.8
シャッター1/15秒 手持ち撮影
このくらいの撮影も手ぶれ補正があるかないかで全く当たりなしか
少し当たりがあるか明暗が分かれます。

この明るいレンズの手ぶれ補正が搭載された場合、
暗い撮影場所で3脚がないと無理な撮影でも、手持ちで
乗り切れる場合があります。

流石に夜景は厳しいですが。
本当はこれに高感度でノイズが強いとさらにシャッター
速度が稼げるのですが、流石にCCDが小さいコンパクト機
では富士のファインピックは例外としても無理です。

一眼が高感度に強いのはCCDが大きいからなんですね。
しかしこのようなコンパクト手ぶれ補正搭載超望遠機は
1台でオールマイティに使え、コンパクトで安く
トリノガシが少ないしかも写真の勉強も本格的にできるのが
ポイントです。
低価格超望遠デジカメを試す。 S1IS FZ2 高画素なんかいらないかも_e0060504_12562413.jpg

FZ2 ISO100 420mmF2.8 シャッター速度1/20秒 手持ち撮影
ぱぱ頑張っちゃいました。

私がメーカーに言いたいのはもう高画素競争止めませんか?
それよりフジのように高感度路線とか
FZ S1の更なる小型化とか。売ったら終わりじゃなくて
写真の楽しさを啓蒙しながら、固定客つかみ、
自社の一眼とかに誘導してレンズ沢山買ってもらうとか
そいう前向きなビジネスモデルを展開しないと
ただでさえ、コンパクト市場は飽和してるんでヤバイんじゃ
ないのでしょうか?

あと、デジタル一眼もまだまだAF精度とか更なる高感度対応
とか35mmフルサイズ機の待望論とか、カメラのインターフェース
周りとか改善を求める点が多々あります。まだまだだって
思いますよ。デジタル一眼は。未だに銀塩ポジでフィルム
スキャナが最強ってのは崩れてないし。


ところで2台も同じ用途のカメラがあってもあれなんで
FZ2は妻に貸すことにしました。

メーカーの紹介内容
S1IS
http://web.canon.jp/Imaging/pss1is/index-j.html
FZ2
http://prodb.matsushita.co.jp/product/info.do?pg=04&hb=DMC-FZ2
by jobsjobs | 2006-08-14 09:23 | 写真機材紹介と撮影場所レポート
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