珍レンズシグマ24-135で東大安田講堂を撮る |
シグマ24-135F2.8-F4.5このレンズは不運なレンズだ。 2003年に発表され、その後現在においては廃盤という、 製造期間が短いレンズだからだ。 24-135や24-100クラスにはミノルタ24-105や タムロン24-135など名玉が多い。 (ミノルタの24-105に関しては賛否両論があるが) 最近だとEF24-105F4LISなんかもあるし。 二コンならVR24-120なんかもある。 特にタムロンのレンズはコンパクトで24-135を実現したため 2001年の発売以来ベストセラーだったりする。 タムロンがSPの冠をつけることだけのことはあると思えるしね。 そして、シグマ24-135はそんなライバルに対抗してワイド、広角ともに 半段明るい仕様で発売された訳だが、時既に遅し、 時代はデジタル一眼の時代となり、24-135という 画角は、デジタルでは中途半端なレンジのレンズになってしまった。 しかも、77mmの口径でデカイため、不人気レンズだった。 しかし、私はこのレンズ、α用にずっと探してた。 αの70から、200のレンジのレンズはどれも高い。 80-200ですら15万もする。ならばと200F2.8の単焦点を購入したが するとタムロン28-75との間がすっぽり開いてしまう。 そこで今まで100マクロや、135ゾナーで対応してたが いちいちレンズ交換が煩雑で困ることがあった。 そんな折に、キヤノン用にEF28-135ISを導入して見て 28-135の画角はデジタルで使用する場合、人撮りメインだと 十分な画角を一本で補えることに気づいた。 そんなことがあり、α用にもこの画角が欲しくなりずっと探してた。 そして最初はタムロンを考えていたのだが、半段明るいシグマに 魅了された。しかし、このレンズ本当に入手性が悪い。 中古はおろか、新品すら見かけない。しかもαマウントだと尚更。 行きつけの中古屋でも中々在庫を見ない日々が続いたが、 しかし、偶然この店に1本だけ、しかもシグマから直接入荷した 新古品が、入荷した日に、来店したことで入手することができた。 そこで、テスト撮影 まずは、広角側。周辺減光が多いと言われてたが、デジタルだと 問題ないようだ。この日は、ピーカンだったためかなり絞ったのも あるかもしれないが。 120mm側なんで完全なワイド側ではないが、噂に聞いてた 酷い歪は皆無だった。 そして、最後、実はこの写真奥の背景の空が白とびとういうか フレアを起こしてるようだ。どうもデジタルコーディングされてない のでフレアが起きるようなのだが、それは仕方ない。 2003年発売なのにEXでもEXDGでもないこのレンズ。 しかもαの測光は、ハイキー気味なので、暗い被写体と背景が空の 場合、暗い被写体でスポット測光して、露出をマイナス1から1.3にしないと 背景が白とびすることが解った。EOSだともう少し中間の露出なんで 補正いらないんだけどなあ。EOSの測光に慣れてるとαの測光で 戸惑うのは、測光に対する設計思考の違いのようだ。 しかし、この写真を選んだのは、水面に写る絵が、あまりにも綺麗だと思ったから。 解像感も上々だし、フレアは仕方ないが、青い空は青く綺麗な絵を出すので タムロンA09から、このレンズに主力をしばらく移そうと思った。 最近必ず、持って行くレンズの一つである。 しかしだ。αSDが、修理出しとなり、もっとこのレンズを使いたいのに しばらくは、αマウントのレンズ自体使えない。 いや、α303siにポジフィルムで頑張るか? |
by jobsjobs
| 2006-10-16 05:31
| 写真機材紹介と撮影場所レポート
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